ハルサメにも違いがあるの?

m_474ハルサメは、穀物などのデンプンを水で練り、型から麺状に押し出したものをゆで、乾燥して作ります。

春雨という名称は、中国から日本に入ってきた時に、細長く透明で繊細な見た目を春の雨に見立てて、春雨(ハルサメ)と呼んだのが一般にも定着した、などと言われています。

 

中国では緑豆のデンプンを原料にしたものが主流で、細長いもの以外にも、色々な形状のハルサメがあります。

日本のものは主に、馬鈴薯(ジャガイモ)や甘藷(サツマイモ)、コーンスターチ(トウモロコシ)などのデンプンが原料です。

 

ハルサメは、使われる原料の違いによって特徴があり、緑豆のハルサメは、コシがあって煮崩れしにくく歯ごたえがあるので、煮物や炒め物など、しっかり加熱して味を含ませる料理に向きます。馬鈴薯など日本で多く作られているハルサメは、なめらかでツヤがあり、酢の物やサラダといった和え物によく合うようです。

同じハルサメでも、その特性をいかして使い分けるといいですね。

 

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