ホットワインは、ワインに香辛料や果物、糖分などを加えて温めた飲み物。ヨーロッパでは、古くから親しまれている飲み方です。
ドイツ語ではグリュー・ヴァイン、フランス語ではヴァン・ショー、英語ではマルド・ワインと呼ばれるそうで、ホットワインは和製英語になるようです。
寒さの厳しい季節はもちろん、特にクリスマス時期によく飲まれているようで、専用に調合されたスパイスや、温めるだけですぐ飲めるものなど、手軽な商品もあります。風邪に効くともいわれるあたりは、日本の卵酒のような感じかもしれませんね。
作り方は、国や家庭によって様々ですが、主に赤ワインに、オレンジやレモンの果汁、シナモン、クローブ、ジンジャーといったスパイスを加え、沸騰させないようにゆっくりと温めます。好みでハチミツなどの甘味を加え、熱湯で濃さを調えます。
白ワインやフルーツワインをベースにしたり、飲み残したワインで作ってみてもいいでしょう。
ただし、加熱をして飲みやすくなってるとはいえ、アルコール分は残っているので、注意していただきましょう。