ひな祭りで欠かせない菓子のひとつに、ひなあられがあります。
でも、ひなあられと言われて、どんな形や味のものを想像しますか?
所変われば、ひなあられにも違いがあるようで、関東で主流なのは、軽くサクサクとした米粒状、いわゆるポン菓子を甘く味付けした米菓です。炊いた米を干した昔の携帯食や保存食が、そのルーツとも言われています。
一方、関西でひなあられというと、直径約1cmほどの小型のアラレです。様々な味や色のアラレが混ぜられている場合が多く、素焼きに塩味、しょうゆ味のもの、砂糖衣やチョコレートコーティングされたものもあり、カラフルでバラエティに富んでいます。
元々のアラレは、餅を小さく欠いて作られるもの。古くから餅は祝い事に欠かせないものだったことから、ひなあられも定着したのかもしれません。
ひなあられに限らず、桃の節句にちなんだ祝菓子には、地域色豊かなものがまだまだ色々とありそうですね。