ういろうを外郎と書くのはなぜ?

m_408ういろう(ういろう餅)は、主に米粉に砂糖と水を混ぜて蒸し上げた菓子で、最近では様々な味のういろうがありますね。

このういろう、名産とする地域が多数あり、発祥には様々な説があります。

 

その名の由来に、中国の薬の調達をする官職(礼部員外郎)にあった陳宗敬という人が日本に帰化した際、官職名の一部を取り、唐の読み方を使って陳外郎(ちんういろう)と名乗り、痰切りなどに効く万能薬「透頂香」を伝えたことがきっかけだという説があります。

この薬の別名を「外郎(ういろう)」と呼んだことにはじまり、陳外郎の子孫である外郎家がもてなしに使った菓子も評判となり「外郎」として広まったのだとか。

また、外郎薬の口直しに用いた菓子だったからとか、薬の形や色に似た菓子だったから、「外郎」と呼ぶようになった、ともいわれています。

 

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