アイスクリームとソフトクリーム。原材料は似たような感じですが、大きく違いがあるのは、温度と空気の含有量です。
一般的な市販のアイスクリームは、材料を混ぜて冷やし固めるのに、-30度以下で急速冷凍させ、その後-18度ほどで保存されます。
一方のソフトクリームは、専用の機械で攪拌されながら冷やされますが、その時の温度で-5度くらいなんだそうです。また攪拌されることで空気を多く含み、それがソフトクリーム独自のやわらかい舌触りにつながっています。この空気含有量のことをオーバーランといい、オーバーランが高いとふんわりと軽い感じに、オーバーランが低いと、重くかためのクリームになります。
最近は様々なソフトクリームがありますが、フレーバーの違いだけではなく、空気の含ませ方による口あたりの違いもあるのかもしれませんね。
また、アイスクリームも、冷凍庫から出してすぐのものと、少し室温に置いてからよく練ったものとでは、味わいが変わってきます。