マツタケは、アカマツの細い根に菌根を作り、木の養分を吸いながら成長する、キノコです。マツタケが発生するのは、樹齢３０年～７０年くらいのアカマツの林。

中でも、マツタケの繁殖を妨げる微生物が少なく、風通しのよいやせた土壌であり、直射日光の当たらない適度な湿り気を保った場所で、その上に松の葉の堆積物が程よく積もっているなど、複雑な条件が必要です。

しかも、害虫の発生、地球温暖化、大気汚染などの影響を受け、年々収穫量は減少しているのだとか。

このような事が、マツタケの価格に反映しているようです。人工培養の研究もされていますが、実用化はまだまだ難しいようです。でもそのうち、普通のキノコのように、マツタケが出回るようになるかもしれませんね。