冷え込んでくると、温かいおでんが恋しくなりますね。
地方により様々なおでん種がありますが、関東地方特有なもののひとつに、ちくわぶ(竹輪麩)があります。
麩は主に、焼き麩と生麩に分けられます。焼き麩にも竹輪麩がありますが、ここであげるちくわぶは生麩の一種で、強力粉を水で練って型に入れ、蒸し上げて作られます。特徴的な歯ごたえは、小麦グルテンによるものです。京都の生麩を見本に作られ始めたとか、白身魚がベースの焼き目が無くゆでて作られる、白ちくわが原型だとも言われてるんだとか。
最近は関東以外でも、取り扱いのある店が増えてきているようです。
食べ方は、好みの大きさに切り(においが気になるようであれば軽く湯通しし)20~30分を目安に煮込みます。おでんやすき焼きなどの鍋物の他にも、煮物や汁物など色々と利用できそうですね。