通常の食事と違いお弁当は、作ってから食べるまでの保存期間があるため、蒸し暑くなる季節は特に、食中毒に気をつけたいですね。
予防の原則は、食中毒の原因となる「菌をつけない、菌を増やさない」ことです。菌をつけないためには、調理場や器具、容器を清潔に管理し、手洗いもしっかりと行うこと。食品には出来るだけ直接手で触れないようにし、おにぎりはラップに包んで握ったり、おかずを詰める時も手で触らずに清潔な箸やスプーンを使って、菌をつけてしまう機会を減らすよう心がけましょう。
菌を増やさないためには、全ての食品に中心までしっかり加熱すること、速やかに冷ますことが重要です。温かいまま蓋をしてしまうと、細菌の増えやすい温度と湿度を作ってしまうことになります。
また、汁気を切ることも大切です。ご飯とおかずは別の容器に詰めたり、カップや仕切り、ラップを利用するのもいいでしょう。
さらに梅干や酢といった、抗菌作用のある食品を利用するのも、菌を増やさないための工夫になりますね。