白米のご飯を銀シャリと言ったり、寿司屋では酢飯とは言わずに「シャリ」と呼んだりします。
このシャリというのは「舎利」と書き、元々は仏教用語で、火葬にされたお釈迦様の骨のこと(仏舎利)をさします。
仏舎利は大変尊いものとされていて、細かく砕かれた骨の形と白さが、米粒に似ていることから例えられたいう説があります。
また、仏舎利には土にかえり、めぐりめぐって穀物(五穀)となり、人を助けるという、輪廻(りんね)の教えがあります。
同じように、主食であるお米も尊いものとする思いから、シャリと呼ぶようになったのかもしれませんね。