日本でもおなじみのカルボナーラ。ベーコンで旨味をつけたパスタに卵とチーズを絡めてソースに仕上げ、黒コショウをふった料理ですが、この名は「炭焼き風」や「炭焼き職人」と言った意味合いを表します。
パスタの上にかけた黒コショウを炭に見立てたとか、炭焼職人が炭焼き小屋で作ったのが最初だからなど、仮説は様々です。材料は山中でも用意しやすく、比較的長期保存ができ、栄養価が高いこともあって、労働作業をする炭焼き職人のエネルギー源として食されていたのではないかと言われています。
また第二次大戦後の食糧難の時代、身近にある材料で出来ることから広まった、とも言われているそうです。(本場ローマでは、ベーコンではなくパンチェッタという塩漬けの豚バラ肉を使い、生クリームは入れずに作られるそうです)