ビタミンは、不足すると体の機能がうまく働かなくなる、言わば潤滑油のような役割をするものです。
最初に発見されたビタミンは、ビタミンB1です。これはアミン(アンモニアからできる化合物)の一種であったため、ポーランド人の学者カシミール・フンクが「生命活動に必要なアミン」という意味から、ラテン語で「生命」(Vita)と「アミン」(Amine)とをくっつけて、Vitamineと名づけました。
しかしその後、いくつかのビタミンと呼ぶにふさわしい物質が発見されると同時に、アミンではない化合物も多く発見されたところから、発音は同じままで、VitamineからVitaminと末尾にeを入れない綴りに改名したということです。