黒ゴマの外皮の色は、アントシアニン系色素によるものです。白ゴマは、やや油脂分が多いとされています。また金ゴマ(茶ゴマ、黄ゴマ)という、ほんのり黄金色のフラボノイド系色素を含んだ、風味豊かなゴマもあります。
見た目の色の違いはあれど、栄養的な違いは微々たるもの。含まれる量はほとんど同じなので、あまり気にする必要はありません。
例えば、おむすびなど淡い色には黒ゴマを、色の濃いおかずには白ゴマをふりかけるなど、見栄えで使い分けてみてはいかがでしょう。
でも、どれを使うかということより、体にいいからと食べ過ぎる方が問題です。ゴマは意外とカロリーが高いので、何にでも振りかけていると知らずにカロリーオーバーしてしまいます。一度にたくさんではなく、1日に大さじ1(10g/約60kcal)くらいを目安に、毎日続けて摂るようにすることが大切です。