うるち米から作った生地であんを包み、大きな柏の葉で包んだ柏餅。この柏の葉、どんな形を思い浮かべますか?
現在では、真空パックや乾燥させた柏の葉が流通するようになったものの、関東よりも西の地域では、餅を包むのに適した柏の葉が取れないそうで、代わりに、入手しやすいサルトリイバラの葉が使われることがあります。サルトリイバラは地域によって、山帰来(サンキラ・サンキライ)など、様々な呼び方をされていますが、この大きな丸い形をしたサルトリイバラの葉で作ったものを柏餅と呼び、こちらの方がポピュラーな地域もあります。
でも元々関西では、端午の節句は柏餅よりも、ちまきの方を用いることが多いんだそうです。