1年を通して出回っているキャベツですが、本来は冬の野菜です。
おなじみのキャベツは冬キャベツ。寒玉ともいわれ、少し扁平で固くしまり、葉もしっかりしているので、特に煮込み料理や炒め物など、火を通す調理によく合います。
3月から5月ごろが旬の春キャベツは、冬キャベツとは別の品種で、丸い形で巻きがゆるいのが特徴。瑞々しく食感もやわらかいので、サラダなどの生食に向いています。火を通す場合は、さっと軽めにするのがポイントです。
ちなみに、夏から秋によく見かける高原キャベツ(夏秋キャベツ)は、基本的には冬キャベツと同品種のもの。冷涼な気候を生かして栽培されます。キャベツは、その土地の気候と品種に合わせて、作られているんですね。