青菜に塩と漬物の関係

m_107野菜に塩をふりかけると、水分が出てしんなりとしてしまいます。今まで元気だった人が、急にしょんぼりしてしまう様子を、例えたことわざが「青菜に塩」。この塩で脱水される特徴を利用して作られる食べ物に、漬物があります。

 

漬物を作る時、塩をふったり塩分を含んだ漬け汁に漬けたりすることで、野菜は水分を外に出し、漬物特有の食感が形成されます。この食感は漬け込むときの塩分量で左右され、全体量に対して浅漬け・即席漬けで2~3%、長期保存で10~15%、1年を越すようなものなら25~30%が目安とされ、塩分量が増えることで保存にも適すようになります。

このように、調理の基本から伝わることわざもあるんですね。

 

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