絹ごしと木綿の違いは、作るときに絹を使うか木綿を使うかだ…なんて思っていませんか?
豆腐の作り方を簡単に述べると、水に漬けた大豆をすり潰してしぼり、おからと豆乳に分け、豆乳に凝固剤(ニガリなど)を加えてそのまま型に入れて固めた物が絹ごし豆腐。この固まったものをたくさんの穴が開いた型にくずし入れ、圧力をかけて水分を抜きつつしっかり固めたものが木綿豆腐です。それぞれの食感、舌触りから”絹ごし””木綿”と付けられたようです。
また、木綿豆腐に布目がついているのは、穴開きの型に布を敷いているためだそうです。製法の違いで持っている栄養素も若干違って、水分を抜かずに固める絹ごしは、水溶性のビタミンやカリウムが多め、木綿は凝縮される分、たんぱく質、カルシウム、鉄分などが豊富です。