ふわふわのスポンジ生地にホイップクリームとイチゴ。日本では定番のショートケーキですが、他の国ではお目にかかれない、日本独自のケーキのようです。その由来には、いくつかの説があります。
ショート(short)とは英語で”短い”の他に”もろい”とか”サクサクした”といった意味があります。日持ちがしないので短時間で食べないといけないからだとか、短時間で作ることが出来るからといった説、またはショートニングを使ってスポンジを作ったからだとも言われますし、ふわふわで崩れやすいからという説もあります。
アメリカのショートブレッド(バターたっぷりでサクサクの焼き菓子。元々はスコットランドの伝統菓子)がその原型で、ショートブレッドに生クリームやフルーツを添えたデザートを、やわらかいスポンジで日本人好みにアレンジしたものが広まった、という説が有力とも言われています。