日本でもすっかりおなじみのシンプルなフランスパンは、フランスの「パン・トラディショナル」と呼ばれる、小麦粉、酵母(イースト)、水、塩で作られるパンをさすそうです。
同じ生地でも大きさや形を変えることで、呼び名が変わります。
代表的なものに、バゲット(杖、棒の意味)、パリジャン(パリッ子)、バタール(中間の意味。バゲットとパリジャンの間くらいのもの)、フィセル(ひも)、ブール(ボール)、エピ(麦の穂)、シャンピニオン(キノコ)、タバチェール(タバコ入れ)などがあります。
大きさや形の違いにより、中身(クラム)が多くてやわらかいものや、表面の皮(クラスト)が多めで香ばしくかみ応えがあるものなど、その味わいも変わってきます。
またバゲットをはじめとした棒状のものには、重さや長さ、切れ目(クープ)の数にも規定があるのだそうです。