杏仁豆腐は薬膳料理の一種?

m_513中華料理のデザートの中でも、人気の高い杏仁豆腐。濃厚でなめらかなものから寒天で固めたさっぱりとしたものまで、様々な作り方があります。

 

杏仁とは、アンズの種の中にある仁のことですが、この独特の香りは同じバラ科の植物であるアーモンドと似ているため、一般的な杏仁豆腐はアーモンドエッセンスなどで風味をつけていることが多いようです。

 

本来の杏仁豆腐は、アンズの仁の部分を水と一緒に粉砕し、丁寧にこして作ったものです。または仁を粉末にしたものに甘みなどを調合した、杏仁霜というものを使って作ります。

杏仁は、咳やぜんそくなどのノドの不調にいいとされていることから、薬膳として用いられるようになったのでしょう。杏仁には北杏と南杏の二種があり、苦味のある品種である北杏は特に薬効があり、漢方薬として使われているそうです。

南杏は甘みがあるもので、こちらが食用として杏仁豆腐をはじめ菓子などの材料に使われています。

 

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