冬至にまつわる冬養生の知恵?

m_445二十四節気の一つである冬至。寒さが厳しくなるこの頃に、無病息災を祈る習慣があるのは、ごく自然なことかもしれませんね。

 

様々な言い伝えがありますが、食べ物は”ん”がつくものがよく、特に南京(カボチャ)・人参・蓮根・銀杏・金柑・寒天・饂飩(ウンドン、ウドン)の2つ”ん”がつく7種を冬至七種といい、縁起がよいとされています。

また、砂を払うと言われるコンニャクには、水溶性食物繊維が含まれますし、冬至粥(小豆粥)に入れる小豆には、代謝機能を高め、むくみ解消の効果があるそうです。

 

冬至と湯治をかけた、冬至風呂(柚子湯)の習慣もありますね。ユズは”融通”が利くことにかけているんだとか。柚子湯には、血行促進や保温、保湿効果の他、香りによるリラックス効果もあります。現代でも冬の乾燥と寒さは、風邪をはじめ、心臓への負担や抵抗力の低下、血行不良、冷え、むくみといった症状につながりますし、年末の慌しさもあって、体調を崩しやすくなります。

 

冬至にまつわる食事や習慣は、冬を乗り切るための心得にもつながっています。今も役立つ知恵を取り入れて、気持ちよく春を迎えたいですね。

 

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