ダイズの栄養をたっぷりと含んだ豆乳。最近ではそのまま飲むだけではなく、豆乳を使った料理にも人気がありますね。
豆乳を調理で使う場合に気になるのは、モロモロと分離してしまうことです。豆乳の分離は、豆乳に含まれるたんぱく質が変化することによって起こります。
原因のひとつは、熱による凝固です。豆乳は沸騰させると分離してしまうので、強く煮立てないようにすることがポイントです。
例えば豆乳鍋などの場合、豆乳は最後の仕上げに加えて、弱火でゆっくり温めるようにしましょう。もうひとつは、酸による凝固です。レモン果汁など、酸性のものを加えることで反応するので、なめらかな状態に仕上げたい場合は気をつけましょう。
コーヒーに豆乳を入れると分離することがあるのは、温度に加え、コーヒーに含まれる酸によるものが原因のようです。無調整豆乳よりも、調製豆乳を使う方が分離はしにくいようですが、牛乳のかわりに豆乳を使った熱いカフェオレを分離させずに作るのは、結構むずかしいのかもしれません。