ごちそうの「馳走」の意味?

m_462「馳走」とは、本来「走り回る」という意味の言葉でした。

 

その昔、大切な客人を迎える時に、その準備のため、馬を走らせて方々へ出向き、物品を調達していました。流通が整った現在とは違い、もてなしの品々を集めるのに、苦労のいる時代だったのでしょう。

その様子から、「馳走」と言う言葉に「もてなし」の意味が含まれるようになり、さらに丁寧語の「ご馳走」という、贅沢で豪華な料理を意味する言葉となったようです。

 

それから、食事をした後のあいさつとして、「ごちそうさま(でした)」と言うようになったのは、江戸時代後期に、ご馳走をいただいた事への感謝の意をあらわす言葉として、使われ始めたのがきっかけなんだそうです。

 

今となっては、何気なく使いがちな言葉ですが、きちんと意味を理解すると、食ベ物や作り手への感謝の気持ちが、自然とわいてきませんか。

 

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