日本酒を選ぶ時に、「精米歩合○○%」といった表示を見ることはありませんか?
これは、原料である米をどの程度精米したかという、重量の割合を表します。玄米を100%とし、表層部を40%分削った場合は、「精米歩合60%」となります。
米の表層部にはぬか層や胚芽があり、様々な栄養分が含まれていますが、これらの成分が多すぎると、逆に味や香りを悪くするといった雑味の原因となってしまいます。
米の削り方も重要な作業の一つであり、本醸造酒は精米歩合が70%以下、吟醸酒は60%以下、大吟醸酒は50%以下など、作られる酒によって決まりがあります。
ちなみに、食用の米と日本酒用の米は品種が違いますが、一般の白米の場合で、精米歩合90~92%くらいなんだそうです。