コリコリとした独特の歯触りで、中華料理の前菜や酢の物などに利用されているクラゲは、傘径が50cm以上にもなる大型クラゲを、脱水、加工したもの。塩蔵または乾燥状態で売られていますが、その大きさと加工の手間などの問題で、ほとんどが輸入品のようです。
塩蔵品である塩クラゲは、水につけて塩抜きし、調理します。食用にされるものに、ビゼンクラゲやヒゼンクラゲ、エチゼンクラゲがあります。
日本でも有明海沿岸では、酢醤油などに付けて食べる、夏の味覚のひとつ、なんだとか。この辺りでは、ビゼンクラゲは「アカクラゲ」、ヒゼンクラゲは「シロクラゲ」とも呼ばれますが、ヒゼン(肥前/有明海)、ビゼン(備前/瀬戸内海)、エチゼン(越前/日本海)など、生息海域に隣接した、昔の国名がその名の由来になっています。