土用の丑といえば、ウナギの日ともいえるほど、おなじみになりましたね。
夏の土用は、暑さで弱りがちな体のために、滋養のあるものを食べる風習があります。ウナギ以外にも例えばシジミは、昔から「土用シジミは腹薬」と言われるほど、体によく肝機能を高めることでも知られています。
シジミには良質なたんぱく質や、グリコーゲンにタウリン、ビタミン(特にビタミンB群)が豊富に含まれています。
シジミの旬は、この「土用シジミ」の夏と、「寒シジミ」と呼ばれる冬の2回ありますが、旬になると栄養価が高まるので、体力が落ちる時期にシジミをいただくことは、理に適っているといえます。
お腹の調子が悪い、夏バテなどでどうしても食欲がわかないといった時に、シジミの味噌汁や吸い物の汁を飲むだけでも、栄養補給におすすめです。もちろん、身にも栄養は残っているので、出来れば残さずいただきたいですね。