フキは、一つの株から花と葉柄が別々に育つ、少し変わった植物です。
一般にフキとして食用になるのは、葉柄の部分。長く伸びているので茎のように見えますが、実際は葉の一部にあたり、円形に広がる葉と地下茎を結ぶ通路の役割があるんだそうです。
そして花蕾が、フキノトウと呼ばれてる部分です。食べ頃は、開花前のつぼみの時。雪解けの頃(2~3月)に出回り始めるので、春の到来を感じさせますね。
フキノトウが花をつけた後、葉が伸び出し、葉柄が長く育って、フキの旬(4~6月頃)を迎えます。
ちなみに、フキの花には雄と雌がありますが、判別するのは花の色(一般に雄花は黄、雌花は白)なので、つぼみの時に収穫するフキノトウの場合、見分けるのは難しいようです。