肥満、糖尿病、高脂血症、高血圧。生活習慣病でもあるこれらの状態は、いずれも、狭心症や心筋梗塞などに代表される、心臓疾患にかかりやすい、また発症率を高めるといわれています。
この四つの因子は、1人の人間に合併して起こりやすく、また合併して起こることで、死に至るリスクが特に高まることから、1989年にアメリカのカプラン博士により「死の四重奏」と名付けられました。
例えば「お腹周りが太ってきて血圧も上がり気味」など、特に深刻な状態でなくとも、いくつかの要因が重なっていると、そのリスクが上がるといわれます。
特に、内臓脂肪型の肥満(隠れ肥満)には要注意。自覚症状が現れなくても、知らないうちに病気が進行し、過労死や突然死につながるケースもあります。予防するためには、やはり生活習慣の改善が求められます。