食品トレーサビリティー(traceability)とは、trace(追跡する)・ability(可能)という2つの単語を組み合わせた言葉で、「追跡調査が可能」という意味を持ちます。
食品がいつ、どこで、どのように生産、加工、流通されたのかを、各段階で記録することにより、食品がどのようなルートを経て消費者の手元に届いたのかを明確にします。
このシステムを取り入れることで、予期せぬ事故が発生した場合の原因究明が早急に出来るとともに、消費者に対して安全性や信頼を確保することを目的としています。
食品の偽装表示やBSE問題など、食の安全性を揺るがすような問題への対策として、店頭やインターネットで食品の履歴情報を調べる事ができるよう、各団体や企業などで、食品トレーサビリティの構築が進められています。