1年に2回、春分と秋分を中心とした前後7日間を彼岸といい、ご先祖様を供養する期間にあたります。
このお彼岸に付き物なのは、邪気を払うといわれる小豆を使った”おはぎ”もしくは”ぼたもち”。萩の花や萩餅、牡丹餅などとも呼ばれます。基本的にはどちらも同じものですが、由来には諸説あります。
小豆の粒が萩の花の咲き乱れる様に似てるからおはぎ、または牡丹の花に見立ててぼたもちと言う説に、春はぼたもち、秋はおはぎと、季節で呼び分けをするとも言われます。うるち米を主にしたものと、もち米を主にしたもので呼び分けたり、米粒を残すか半分つぶすかで変わることも。また、こしあんにするかつぶあんにするか、あんで包むかきなこをまぶすか、その形と大きさで呼び分けるとも…。
たかがぼたもち?されどおはぎ??、地域や季節、材料や形など、一概には言い切れないものなのです。