肉や魚の煮つけを煮汁ごと冷やしておくと、プルプルのゼリー状に固まった煮こごりが出来ます。これは肉や魚などの、皮・すじ・内臓・軟骨などの結合組織に含まれるたんぱく質の一種である、コラーゲンが煮汁に溶け出し、冷やされて固まったものです。
コラーゲンは、人の皮膚・骨・血管などの結合組織にも含まれる成分で、皮膚の弾力を良くしたり、保水作用があり、化粧水などにも使用されていることでよく知られています。
きつい日光や紫外線を浴びて日焼けした肌を放っておくと、肌の水分が奪われ、シミやしわの原因になります。シミやシワを防ぐために、日頃からコラーゲンを含む食品を摂ることは、体内でコラーゲンを合成しやすくなります。
コラーゲンの多い食品に、ゼラチンや肉・魚の皮や軟骨、内臓があり、またビタミンA・C、亜鉛、カルシウムもコラーゲンの合成に働きかけてくれます。