アレルギー性肺炎とも言います。非常に小さな物質を吸い込むことで起こります。原因となる物質は様々で、鳥のフンや羽毛についているブルームで起こるもの。浴室の木の部分など、室内の湿気の多い場所に夏に生えやすい白カビ「トリコスポロン」で起こるもの。そのほかにも、白カビ以外の家のカビ、加湿器やエアコンに繁殖する細菌やカビ、牧草につく細菌、塗料に含まれる化学物質、きのこの胞子など、およそ100~200種類の原因物質が関係していると言われています。
ブルームやカビを吸い込むと非常に小さいので、細気管支や肺胞まで入り込みます。それが繰り返されるとアレルギー反応が起こることがあります。肺胞に炎症が起こるとガス交換が十分に行えないため、息切れが起こるようになります。また全身の反応として咳や発熱といった症状が現れます。自分で出来る対策としては、羽毛を中止して家の排水、換気を改善、加湿器、エアコンを清潔にしてこまめな水交換と掃除を行う。