動脈硬化と高血圧予防のアルギン酸がいっぱい。
日本では、古くからわかめを食用にしていたといわれています。
わかめは太平洋岸では北海道の室蘭以南、日本海側では北海道以南のほとんどの海岸で分布しており、とくに三陸・鳴門・出雲わかめなどが有名です。
保存性からほとんどが乾燥や塩蔵などの処理をしています。
わかめは精神を安定させ、心身を元気にするヨウ素を多く含んでおり、体内の代謝を活発にする作用があるといわれています。 さらに、骨を丈夫にするカルシウム、血圧降下作用があるカリウムも含んでおり、血液をきれいにするミネラルも豊富です。
食物繊維のアルギン酸が特有のぬめりを出し、胃のなかで胃酸の作用でカリウムを放出するとともに、ぬめりが胃から小腸への食べ物を遅くし、急激な血糖値上昇も防いでくれます。
また、アルギン酸は小腸でナトリウムと結合し、高血圧の原因となる余分なナトリウムを排出してくれます。その上に高脂血症や動脈硬化の原因となる腸内にある余分なコレステロールを体外に出してくれるともいわれています。
[主な栄養素]
カリウム | カルシウム | ビタミンC | ビタミンA効力 | 食物繊維
[効用]
動脈硬化 | 高血圧 | 便秘 | 高脂血症 | 糖尿病
[選び方のポイント]
乾燥わかめは黒褐色で、生わかめは濃緑色のもの。ともに厚みと弾力性のあるもの。
[おすすめレシピ]