レバー

ビタミン・鉄などの貧血予防に有効な成分がいっぱい。

 

日本で食べるようになったのは最近のことですが、欧米などでは古くから牛の内臓や豚の内臓を食用としていました。

 

レバー(肝臓)は動物の内臓の中で最もやわらかく、栄養が豊富に含まれている部位で、上手に食べることが健康への近道といえるでしょう。

 

牛・豚・鶏のレバーに栄養的な大きな違いはありません。いずれにもにんじんの10倍ものビタミンAが含まれ、ガン予防に役立つうえに視覚機能を正常にしたり、粘膜を強くし、皮膚を丈夫にするといわれています。

 

効果的に摂るには毎日少しずつか、週に一度たっぷり摂ることをおすすめします。また、鉄と葉酸を多く含むレバーは、造血作用があり、赤血球の形成・再生をするビタミンB12や鉄の吸収を助けるビタミンCも含んでいますので貧血の予防にも効果的です。

 

さらにはレバーは、肝臓病の治療食といわれるくらい良質のたんぱく質が肝細胞を再生し、ビタミン・ミネラルが肝機能を活発にします。正肉よりもエネルギーが低く脂質が少ないためダイエット食にも向いているといえるでしょう。

 

[主な栄養素]
牛 | ビタミンA | 鉄
豚 | ビタミンA | 鉄
鶏 | ビタミンA | 鉄
[効用]
貧血 | 肝炎 | 癌全般
[選び方のポイント]
鮮やかな赤味がさして発色のよい弾力性のあるもの。スライスよりもかたまりで求めるようにしましょう。鮮度のよいもので、白く濁っているものは避けましょう。
[おすすめレシピ]