オクラ

SN136_Lオクラのぬめりは抜群の健康野菜。

 

オクラは非常に歴史の古い野菜で、エジプトでは紀元前2世紀からすでに栽培されていたといわれています。

日本に始めて渡来したのは江戸時代の末期ごろですが、当時はヌメっとした青くさい食感が日本人には好まれなかったようです。

 

本格的に普及しはじめたのは1965年ごろで、今ではほとんどのスーパーでお馴染みの野菜となりました。

ぬめりがあるため好き嫌いが分かれる野菜ですが、このぬめりこそが整腸作用やコレステロールを減らす作用があり、ガラクタンやアラバンやペクチンと呼ばれる食物繊維なのです。

特にペクチンは血糖値の急上昇を抑える効果もあり、糖尿病の予防にも役立ちます。

 

そのほかオクラは栄養価の高い野菜で、カルシウム、鉄、カロチン(ビタミンA)、ビタミンCなども含まれていて、夏バテ解消にはもってこいの野菜と言えるでしょう。

 

[主な栄養素]
カルシウム | ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンC | 食物繊維
[効用]
胃もたれ | 疲労 | 夏バテ | 便秘 | 下痢 | 糖尿病 | 高脂血症
[選び方のポイント]
色が濃く、切り口が新鮮もの。毛がまんべんなくきれいにおおわれているもの。ハシが茶色いものや、大きすぎても味が落ちます。
[おすすめレシピ]