カリウム

生の野菜や果物が吉

カリウムは、ナトリウムと共に細胞内外の水分バランスを調節したり、神経の伝達や筋肉の機能調節に働きかけるミネラルです。魚、野菜、果物など、多くの食品に含まれていますが、水に溶け出しやすいので、カリウムの摂取には、生で食べられる果物や野菜が適していると言えるでしょう。

 

血圧上昇を抑える働きも

高血圧症の原因のひとつに、塩分(塩化ナトリウム)の摂り過ぎが上げられますが、実際は塩分に含まれる、ナトリウムの摂り過ぎが問題と考えられています。この過剰なナトリウムの排泄に必要なのが、カリウムです。 余分なナトリウムは、腎臓によって尿へ排出されますが、その処理にカリウムが欠かせません。

血圧の上昇を抑える食事療法は、減塩と同時にカリウムの摂取にも取り組むことが大切です。

 

※カリウム 成人1日あたりの生活習慣病(高血圧)予防の為の望ましい摂取量:3500mg

(推奨量…ある性・年齢階級に属する人々のほとんどが1日の必要量を満たすと推定される1日の摂取量)

 

[関連する食品]
カリウムを多く含む
野菜類(あしたば、たけのこ(タケノコ)、ほうれん草(ほうれんそう・ホウレンソウ) 、モロヘイヤ、など)
豆類(あずき(小豆)、枝豆、大豆、納豆、など)
海藻類(ひじき(ヒジキ)、わかめ(ワカメ)、など)
イモ類(さといも(里芋)、じゃがいも(ジャガイモ)、など)
[健康レシピ]