生きている乳酸菌や酵素が腸の健康のはたらきを保つ。
チーズは歴史的に大変古く、世界中で親しまれています。
大別すると、ナチュラルチーズと呼ばれる乳酸菌と酵素で牛乳を発酵させたものと、加熱処理したプロセスチーズとがあり、薬効的にはナチュラルチーズのほうが高いといわれています。
また、ナチュラルチーズは乳酸菌や酵素が生きたまま含まれているため、ビフィズス菌などの善玉 菌を腸内で増やす整腸作用もあります。 主成分はたんぱく質と脂質であり、その含有率はチーズの種類により多少違ってきます。
たんぱく質は乳酸菌や酵素のはたらきによりペプチドやアミノ酸に分解され、牛乳より消化しやすく、またカルシウムと結合した状態で含まれているため吸収されやすくなっています。
カルシウムは血管の老化を防ぎ動脈硬化の予防に役立つほか、骨粗鬆症の安定をも保ちます。
なお、体内に取り入れるカルシウムとリンの比率は1対1が望ましいとされていますが、チーズはその点においても理想的であるといわれています。その上、ビタミンA、ビタミンB2も含んでおり、健康な皮膚、髪、爪をつくったり口内炎予防にも優れています。
また、ビタミンAは視覚機能を正常に保ったり、皮膚や粘膜を丈夫にするはたらきをもち、ビタミンB2は細胞の成長と再生を促し粘膜の保護に役立つといわれています。
[主な栄養素]
カルシウム | 脂質 | たんぱく質 | ビタミンA効力 | ビタミンB2
[効用]
骨粗鬆症 | 便秘 | 口内炎 | イライラ | ストレス
[選び方のポイント]
チーズの種類や食べる時期にあった熟成度のものを選ぶこと。製造年月日の新しいもの。とくにナチュラルチーズは発酵中のものもあるので注意しましょう。
[おすすめレシピ]