赤ワイン

EU019_L果肉に含まれるポリフェノールが動脈硬化を予防。

 

赤ワインをたくさん飲んでいる人は、動物性食品をたくさん食べているにもかかわらず心臓病になることが少ないといわれています。これは「フレンチ・パラドックス」と呼ばれ、注目を集めています。

赤ワインの色となっているぶどうの皮に、タンニン、アントシアニン、フラボノイドなどのポリフェノール類が含まれ、カギとなっているようです。

ぶどうの果皮や種子にあるポリフェノールが、活性酸素による細胞の酸化を防いでくれるのです。

 

ビタミンEの2倍の力があるポリフェノールの抗酸化作用は、とくにLDL(悪玉コレステロール)の抗酸化作用が強く、ポリフェノールがLDLの酸化を妨げるからだといわれています。そのため、動脈硬化の予防につながるわけです。

また、ポリフェノール成分のひとつであるケセルチンを含むことから、正常細胞がガン細胞に変化するのを抑える作用が期待され、癌(がん)予防にも効果 があるとされています。

 

ちなみに65歳以上の人を対象に調査した結果、毎日グラス3~4杯赤ワインを飲む人はまったく飲まない人よりアルツハイマー病の発症が4分の1だったというデータがあり、赤ワインは痴呆症の予防にも効果があるようです。

 

[主な栄養素]
鉄 | カルシウム |
[効用]
動脈硬化 | ガン | 糖尿病 | 心臓病 |
[選び方のポイント]
明るすぎない低温の保管室(ワインセラー)で売っているもの。コルクとワインとの空間が極端にあいているものはいたんでいるおそれがありますので避けましょう。コルクが盛り上がっていたり、しみでラベルが汚れていたりするものも避けましょう。
[おすすめレシピ]