豚肉

FOD015良質のタンパク質が豊富でビタミンB1の供給源に最適。

 

豚はありとあらゆる部分が食用となり、捨てるところが無いといわています。
日本では、明治時代の中頃から一般的に普及し始めました。

 

豚肉は、牛肉と比べると約10倍のビタミンB1が含まれており、供給源としては最適な肉類と言えるでしょう。ビタミンB1は糖質の代謝や神経の働きに関係しているため、イライラを防ぎ疲労回復に効果があります。

しかし、食べ過ぎてしまうと、かえって疲労のもとになるピルビン酸が増え、体内の水素と結びついて疲労物質の乳酸がたまります。それを防ぐために、クエン酸を多く含むレモン等と一緒に摂ると、ピルビン酸はクエン酸に変化し、エネルギーに変わります。

 

豚肉は、良質のたんぱく質も豊富で、もも肉100g分のたんぱく質を他の食品に換算すると卵なら2個、牛乳では700mlに相当します。

古くから中国の影響を受けている沖縄で長寿が多いのは、豚肉とコンブなどを多く食べられているからだといわれています。
豚肉料理を上手く使って疲労回復に役立てましょう。

 

[主な栄養素]
ビタミンB1 | ビタミンB2 | たんぱく質 | ナイアシン
[効用]
疲労 | 神経過敏 | 咳 | 虚弱体質
[選び方のポイント]
豚肉には肩、肩ロース、ロース、ヒレ、ばら、もも、そともも、と7つの部位があり、いずれも、つやと弾力のあるもので淡いピンク色をしているものがよいでしょう。
[おすすめレシピ]