日本へは縄文中期に渡来したといわれており、昔から熱帯アジアでは食用とされていました。さといもを分類すると、親いもを食べる親いも用品種、親いも・子いも両方を食べる親子兼用品種、子いもを食べる子いも用品種、葉柄を食べるズイキ用品種があります。
薬効のもととなる独特のぬめりをもち、そのもとは血圧を下げ、血中コレステロールを取り除く効果がある、ガラクタンという糖質とたんぱく質とが結合したものです。ぬめりには体内に入るとグルクロン酸という成分に変えるムチンも含まれていますので胃・腸壁の潰瘍予防や肝臓の強化に役立つといわれています。
[主な栄養素]
たんぱく質、カリウム、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2
[効用]
気管支炎、腎臓病、肝臓病、胃潰瘍、老化
[選び方のポイント]
押してみて実がかたく、こぶやひびのないもの。泥つきで皮に湿り気があるもの。皮をむいたものは外側がかたくなりやすいので皮をむいて水につけてあるものは避けましょう。
[おすすめレシピ]