しいたけ

 VGT023日干しにするとビタミンDが増加

しいたけが日本で本格的に食べ始められたのは、室町時代と言われ、栽培の歴史も古くからあるようです。
しいたけには食物繊維が多く含まれ、便秘の解消のほか、血圧や血中のコレステロールを下げ、高血圧動脈硬化の予防や改善にも良いと考えられています。    
その他、レンチナンという抗ガン作用のある成分は、乳がん、胃がん、前立腺がんの治療に用いられることがあり、有効性が期待されています。
また、エルゴステロールという成分は、紫外線にあたるとビタミンDに変化する性質があり、カルシウムの吸収を助けてくれます。生しいたけも干ししいたけも、使用前に日光に当てることで、含まれるビタミンD量を増やすことができます。                     

しいたけには、旨味成分のグアニル酸やグルタミン酸が多く含まれます。生よりも干した方が、より多くの旨味成分が含まれ、また戻し汁に多く溶け出すので、だし汁として広く利用されます。
健康に良い成分を多く含むしいたけですが、アレルギー体質の方は、腹部の不快感などの症状が出る可能性があるので、気をつけましょう。

[主な栄養素]
ビタミンD、ビタミンB群、食物繊維
[効用]
ガン、動脈硬化、高血圧
[選び方のポイント]
生しいたけは、かさの裏が白く、七~八分開いていて、厚みのあるもの。軸は太くて短いもの。全体に傷が少なく、つやがよいもの。 干ししいたけは、よく乾燥し、色むらがなく、かさのきれいな物が良いでしょう。
[おすすめレシピ]